昼の肉屋。


昼の商店街の肉屋は、僕みたいなタイプには、ある種のテロである。

天気の良い日で、風が穏やかな日なんかには、メンチカツやハムカツやコロッケの香りを噴霧器のように拡散する。

もう、消費者はノックアウト、お買い上げ。

しかし、僕のような、時間に余裕が持てないギリギリ野郎は、購入する時間がない。

よって、嗅ぐだけ嗅いで、その場を走り去る。

あぁ、メンチカツ食べたい。

ジルバ腹ペコへんみ。

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